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モバイル・クラウド・グローバル化に向け、アプリやスマートデバイスを活用した各業界の取り組みを紹介

ソフトバンクグループは7月23日・24日の2日間、「SoftBank World 2013」を開催した。法人向けイベントとして2回目の開催となる今回は、「モバイル」「クラウド」「グローバル」をキーワードに、ソフトバンクグループをはじめ日本マイクロソフトやグーグルなどのIT関連企業にとどまらず、全日本空輸(ANA)やイオングループなど運輸、サービスといった幅広いジャンルの企業が出展した。

基調講演では、最初にソフトバンク株式会社 代表取締役社長 兼 CEOの孫 正義氏が「世界へ挑む」と題して講演を行った。現在の日本の状況について、少子高齢化を前提に海外進出は不可欠となり、そのため各企業においてはソフトとハードの融合、クラウド/ビッグデータの活用が必要という。同社では、7月に完了した米携帯電話会社Sprint Nextel(スプリント・ネクステル)の買収を受け、今後世界30か国で事業展開を行っていくとし、「ソフトバンク・スプリント連合で世界に羽ばたく」(孫氏)と述べた。

また、30年後の世界における情報ビッグバンを見据え、直近の取り組みとしてアプリ通信によるビッグデータの解析を行っていると説明。自社のみならずドコモやauなど他キャリアも含めて、どのエリアがつながりにくいといったユーザーの通信状況を把握し、設備投資を有効に行っているという。 写真:ソフトバンク株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 孫 正義氏

続いて、全日本空輸株式会社 取締役副社長 岡田圭介氏が、ITベースによる業務プロセス改革の実例について紹介した。各部署へのiPadの導入により、リアルタイムな気象状況の把握、整備にかかる機材の画像送信、マニュアル情報の自発的な検索など、業務効率の向上以外にも、パイロットや整備士、キャビンアテンダント各人において、旧態依然の行動様式や意識からの脱却が見られたという。

また、今後のグローバル展開に関して、「グローバルは時間、場所を選ばない空間。航空機やその他のデバイスを駆使して、既存プロセスを変える提案をしていく」(岡田氏)と説明。一例として、6月より国内線と国際線向けのアプリを統合したブラウザベースの新アプリ「ANA」の提供を開始。同アプリは予約、チケットレスサービス「SKiP」の他、ソーシャルネットワークサービス機能にも対応している。ランゲージバリアが少なく、スワイプ操作をベースに子どもでも使えるユーザーインターフェースが特徴だ。今後は国際線・国際線のタブもとりはらう予定とし、既存の類似アプリにおける価格比較やホテル紹介とは異なる「航空会社ならではの付加価値を追求していく」(岡田氏)と述べた。 写真:「旅達空間」と「ANA GLOBAL」を統合したアプリ「ANA」。デザインを一新し、国内・国際線予約といった各種機能の使い勝手を向上している

最後に、イオンリテール株式会社 代表取締役社長 梅本和典氏による、イオングループにおけるO2O (Online to Offline)展開についての講演が行われた。イオンではソフトバンクグループと共同で、クーポンやネット通販を組み合わせたプロモーションを通じ、iPhoneやタブレットといったスマートデバイスを活用した、消費者の実店舗への来店動機を創出する試みを行っている。店舗では開発中の「イオンサービスアプリ」を用いることで、商品にカメラを向けるとおすすめのレシピが表示されたり、商品の名前を声で質問すると売り場を案内するなど、「スマートフォンでショピングをもっと楽しく」(梅本氏)する取り組みを進めていくという。



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